2018年10月08日

黒猫が捨てられる理由

先日、TVで、
インスタ映えしないという理由で
黒猫が捨てられる率が激増しているという話を聞きまして
何だかやりきれない気分でfacebookにそのことを投稿しましたら
たくさんのリアクションをいただきました。
特に黒猫を飼ってるお友達はみなさん怒りを覚えたことでしょう。
 
じゅんみな2018108212025.jpg
我が家のにゃんこ、黒猫じゅんくんと黒っぽいキジ猫みなちゃん、
仲良し兄妹です
みなさんにも とても可愛がっていただいています。
 
本当のことを話します
 
この子たちを選んだのは夫なんですが、彼らを最初に見た時、
色柄が暗いな  と思った私がいました。
ほんとは白地に斑の子を選びたいと思ってしてました。
ちょっとある目的があったんです

お腹と足が白くて背中がグレーの子を探してたんです。

キジトラハチワレ

猫を飼おうということになってから、ネットで情報を見てました。
子猫が沢山いる猫カフェさんに探しに行った時
お目当ての柄の子もいたのですが、その子はうんと小さくてお世話に手がかかることが懸念されました
月齢やおとなしい性格ということで今のじゅんくんみなちゃんを選んだのでした。
夫が「この子たちに決めよう」と言いました。
「ん~」と思いましたが 夫がこの子たちがいいというので決めました。
夫が彼らを選んだ理由は、最初に私たちに寄ってきてくれて一番愛想の良い二匹兄弟だったからです。
みなちゃんが私に懐いたからだと言っていました。
 
じゅんみな201810821257.jpg
じゅんくんの寄り目も、最初見た時は catface 圏外でしたが、coldsweats01
みなちゃんが可愛かったので二匹にホームステイに来てもらいました。
一週間のお試しのあと 正式譲渡になる という猫カフェさんとのお約束でした。
それはとても安心できるシステムでした。
 
時間が経てば経つほど、この二人が二人ともとてもいい子で 可愛くて愛情深いことに気付かされます。
 
迎えてからは 二人(2匹)が安心できる環境を作るように気を付けました。
私の作品をいたずらされないかかなり心配だったので、作品や材料にカバーをかけたり予防策をとりました
でも、いたずらや悪さはしなかったんです。
むしろ、こちらが困らないように気を使っているのがわかります。
こちらが強い視線を向けただけでビクッとして退散します。
なので強い視線を向けないように気を付けました。
大きな声も禁物です。
触ったらダメなものは片づけます。
 
にゃんこたちは分かってます
彼らは言葉を使いませんが いろんなことを理解しています。
愛情や喜怒哀楽やお行儀のこともわかっています。
私たち人間の機嫌なんてすっかりお見通しです。
好きな人の嫌がることはしません。
それでもやっちゃうときは何か理由があるのです。
嫌なことをされたら嫌がるし
ムシャクシャしてる時はちょっと暴れます。
 
そう、
本当はノラ猫さんだって愛情をもらって育てば可愛いにゃんこなるはずです。
でも、育つ環境や体験は本人には選べません。
 
ていうか、
人間も同じかな と 思ったりします。
実際には 扱いやすい扱いにくいはあります。
でも、存在の尊さは同じなんです。
 
心は
育って行く過程でどんな人間関係に出会うかで変化します。
嫌なことが多いと警戒心や恐れや不安を持つようになってしまいます。
 
それを 性格が悪いと責めるのはもしかしたらちがうのかもしれない と思ったりします。
 
神様は どんな命も愛します
ただ、周囲と摩擦を起こしちゃう個体は 生きづらいのです。
人が嫌がることを頻繁にしてしまうと つまはじきにされることもあります。
本人はわざとやっているわけじゃありません。
 
傷が深いと 恐怖や痛みが消えず 信頼がなかなか持てないんです。
心の中についてしまった傷は 意識とは別に痛がって暴れます。
これがカルマと呼ばれる感情のエネルギーです。
 
 
本当に優しいってどういうことだろう?と よく思います
 
自分も罪深い部分はあるし、
 
誰も責めることは出来ないんじゃないか  と。
 
命に優しい事と できることとできないこと・・・
したいけど できないこと・・・
必要なことが罪でもある時・・・
私たちはどうすればいいか とても悩みます。
この世には 白と黒では分けきれないものが とてもたくさんあるのです
 
願わくば 恵まれない命、苦しむ意識が救われますように と願うのです
 
 
愛ある交流は それだけで 私たちに幸福を感じさせます。
上手くいかなくても 一生懸命生きています。
 
この世界を 何も責めないでおきたいと思いました。
 
 
綺麗な事ばかりではないこの世の中の 愛を体験したいと思うのです。