仏教で 色即是空 という言葉があります。
色は この世に起きるいろんな出来事
空は何もない領域
この世界の最初は 何もないところから エネルギーが発生して 流れが発生して
それが形作られ そのうち 様々な現われが生じ ついには生き物が誕生して私たち人間が生まれてくるのです
これらは ある意味偶然の産物で 生れ出た現われはそのうちまた 無 へと帰っていきます。
私たちが長いと感じている人生も ほんの一瞬の星の瞬きと あまり変わらない。
人間は自分たちのために 人生について 意味を付けたがりますが、
何億年も後には それも塵のような残像としてしか残らないでしょう。
あるいは 地球がブラックホールに飲み込まれたら 物質は何も残らないかもしれません。
ですから、自分の人生のストーリー作りに苦心しても それはいずれ消えゆくもので あまり意味がありません。
人は無自覚に過ごしていると、自分の頭の中に自分の世界観に囚われていて その中でのつじつま合わせに苦労してしまいます。
これが 自分の悩みごと です。
悟りというのは そのような頭の中の幻想から解放されて もっと自由な感覚になる生き方のことを言います。
とらわれや思い込みが無い分、とてもいろんな可能性を利用できます。
観念の制限がなくなる ということです。
あれは無理だ とか どうせダメだ とかいう 考えです。
とらわれがなくなると、「なんでダメだと思うの?やってみなければわからないよ?」 ということになります。
それに、言えない とか 言葉にならない圧に対して 屈することがなくなっていきます。
無神経になるということではありません。
エネルギーバランスは更によく見えるので もっと広い世界を見ているのです。
そう、可能性の大きく広がった世界です。
この悟りの意識へと 意識を変えることは それほどに難しい事ではありません。
ただ、自分自身と向き合うことを避けている人はなかなかそちらに進むことができません。
ありのままの自分をそのままに受け止め このままでよかったんだ という理解を得て初めて
あるがままの世界を受け止めることに抵抗がなくなるからです。
本当はあなたは そのままでもいいんです。
このままじゃダメだ と言っているのは、お母さんでもお父さんでも先生でもありません。
あなたの頭の中の思いがあなたをしばっています。
もし そういうものがまだ残っていると気づいたら まず 手放してみてください。
その思い込みは かつて何かとても悲しい体験と繋がっているかもしれません。
悲しみは 涙と共に流れ去ります
そして 瞑想があなたの内面を洗い流して そのままのあなたを慈しむことができるようになります。
瞑想をしないで この浄化を進めるのはとても大変です
でも、瞑想はあなたの心を掃除してあなたをクリアにしてくれるお掃除屋さんみたいなものですから
ぜひ 瞑想習慣を続けられて 何物にもとらわれない自由な心をゲットしてくださいね。
今を幸せに生きてください
肉体を抜ければ 魂はどこにでも存在できるそうです。
宇宙も手のひらの中かもしれません。