2019年01月15日

瞑想の目的

みなさんが瞑想に興味を持たれた理由は何でしょうか?

集中力を高めたい、才能を発揮したい、健康状態を良くするため、悩みごとを少なくするため、周りに起きる出来事に気持ちが振り回されたくない、とか

また人に勧められて 意識の変容、など 瞑想を始めたいとこちらに訪れる方の動機は様々です。

 

最初の理由はなんだっていいのです。 瞑想に関わるようになって、自分自身の物事のとらえ方が変化していくのを体験する方はすくなくありません。

今まで気づいていなかった 自分自身の幸福とはなんだろう? という答えが だんだん見えて参ります。

 

昨年末、マインドフルネスの本拠地 タイのプラムビレッジで1週間のリトリートリートを体験した私ですが

ELM瞑想とマインドフルネス瞑想が、目的が完全に一致することがよくわかりました。

どちらの指導も同じことを言っています。

 

マインドフルネスは禅宗の臨済宗の教えがベースになっています。

臨済宗は徹底的に体験型の悟りを指導します。

これは言葉では言い表すことができない感覚を、体験を通して体感していきます。

 

宿泊リトリート、は その波動の中に長時間いるので その深い部分の体験が起きやすくなっています。

これには本当に感心しました。

プラムビレッジはその場を完全に作り出せている ということがわかります。

 

 

ELM瞑想(旧フルフィルメント瞑想)の長期瞑想コースでは マスターのボブ・フックス氏はその波動の場を作っていらっしゃいました。

とてもフレンドリーで温かいのです。分け隔てがない ということを感じます。

それは マスターだから と 思われるがちですが、

実は、そのような温かい波動はマスターでなくても体現できるものなんですね。 

本当にその波動をしっかり感じ取り、自分自身がそのものになった時

マスターの魂がそこに宿ります。

これはボブさんの魂というよりも 古代からずっと伝わってきた 瞑想マスターの魂です。

 

ティク・ナット・ハン師 も ボブ・フックス氏 も エック・ハルト・トール氏も お釈迦様も イエスキリスト 観音様も マリア様も

同じ波動を持っています。

私たちが持っている 真我の意識もそれを知っています。

 

どう生きれば それを体感できるのか というのが 教えによって導かれている ということです。

 

でも、なぜ、それがうまく人間たちがみんな表現できていないのか は、

 

教えを言葉で伝えている間に 伝わるべき波動そのものが伝わらなかった 伝えられなかった、また 途中で解釈が違う方向に変容してしまった ということがあります。 

では真実は何なんだ!? と思われる事でしょう

 

でも、これは自分の観念を拡げないことには 受け止められないのです。

分かりやすく言うと、思い込みを沢山持っている間は理解できない。

 

ですから これらの思い込みを手放す手段として 瞑想があり、

とらわれの無い状態で 真実を体験する ということが起こります。

 

そして 本当に波動の高い場 というのは それを体感してみなければわかりません。

でも、一度感じたことがある人は その体感を知っています。

 

子供の時にお母さんに抱かれて安心して眠った幸福感 も その一つです。

だから、 悟り というのは 思い出すものかもしれません。

 

ぜひ 瞑想を通して 失うことのない存在の幸福を 取り戻していただきたいのです。

観音菩薩