2019年01月04日

私は私

そごうの広告のサムネイル画像そごう広告

この広告を見て戸惑う方が続出 という話題をFacebookのお友達から聞きつけまして 何だろうと見て見ました。

画像をクリックして頂くと 話題の記事が出て参ります。

 

そごうのプロモーションビデオはこちらです。 今をときめく新進女優の安藤サクラさんが出演していらっしゃいます。

安藤サクラさん、私も好きですね~、朝ドラはそれほど見ていませんでしたが、これまでの話題作は色々と拝見しました

この方の体当たりな演技は目が釘付けになっていしまいます。 美しいだけの女優さんとは一味も二味も違います。

 

で、このそごうの広告を「なんじゃそりゃ!」と頭にきている女性ライターさんは 何を怒っているのか?

そごうの広告のコピー(文章)を書いた糸井重里さんは 何を言いたいのか? を

解説してみたいと思います。

 

 

「差別されて来たんだろうが! 怒らないで、戦わないで、見返さないでなんなんだ!!」 と ライターさんは思っているようです。

「女の時代なんていらない 私は私 って意味わからん~」 と 理解できない言葉に困惑と怒りを感じていらっしゃいます。

このライターさんは まだ男女差別と闘っているのかもしれません。

差別してくる男性や社会に怒りを感じて 見返してやりたい と思っているのです。

 

これ、完全に戦うモードです。

そして差別された被害者の怒り なんです。

いろいろ 不当な扱いを受けて 悔しかった経験があって、自分にそんな思いをさせた相手を許せない と思っているんです。

 

そんな経験が 皆様にもおありですか? 

差別されることはたしかに 全く嬉しくありませんし、傷ついたりもします。

 

でも、これに反発して見返したい と思う気持ちは 

差別してくる相手と同じ土俵に立って 戦っているのです。

勝ちたい

勝ちたいんです。

認めろ! こちらを敬え と 心のどこかで思っています。

人は圧をかける人とかけられる人(差別する人とされる人)に二分されています。

 

勝ち負けを競っているうちは 必ず 勝者と敗者が生じてしまいます。

差別はなくならないんです。

活躍とか進出で より前に出ようと、必死で努力して追い抜くことは可能かもしれません。 

追い抜かれた者、出遅れた者は、また追い抜き返そうとしたり、出し抜こうとしたり、プライドをかけて戦って(競って)しまうのです。

戦いをやめない阿修羅の世界(修羅界)ですね。

 

この広告のコピー(セリフ)は

私は競争なんてつまらないゲーム あんまり興味ないわ と言うことですね

人が蹴落とし合ったり ムキになってだれかより優れようとする競争なんてなんで参加しなきゃいけないんでしょうか。

男とか女とか、もういいじゃないですか、そんなどっちが… なんて戦いからは抜けて 男とか女とかいうレッテルを脱ぎ捨てて私を楽しんで生きるわ! と。

 

ここで競争意識さんは言います

自分が競争したくなくったって、周りからしかけてくるんだからしょうがないじゃないの! と。

 

いえいえ、売られた喧嘩は買わない って選択もあるんです。

誰かに 「あなたは劣ってる」 と言われたら あなたは劣ってること決定! なんでしょうか?

その価値判断を受け取ってしまっているんです。認めちゃってる。

 

誰が私を卑下しようとも、私の価値は 変わらないんですよ。

そのことを知っていること、

私自身の価値を私が知っていると 誰かの批評や批判は 小鳥のさえずりのようなものに聞こえるかもしれません。

カラスが アホーって鳴いたら 馬鹿にされているのでしょうか?

モズが ギャーって鳴いたら 私はダメな人間なのか?

でも、劣等感を握りしめていたら カラスやモズでも腹が立つかもしれません。

 

自分自身の魂は 本当は 誰にも汚されることなどないのです。

だって、それは誰にも触れないのですから。 自分自身以外には。

好きじゃないものは拾わなくていいんです。

投げつけられたら パッパッと払っちゃってください。

 

毒を吐いてるあの人も 本当は自分が愛されたくて

でも満たされない思いを持ってしまって 誰かに勝ちたい 誰かに優りたいのかもしれません。

人は、愛に満たされないと思うと、愛の代償としての賞賛が欲しくなる。

愛はもらえないけど、賞賛なら得られるかもしれない・・・と思って。

 

本当は愛の方が簡単に手に入るのですけどね。

ただ、優しくなればいいだけなので。

うまく表現できる気がしないので

何か意地を張って 本当に欲しいものを閉ざして別のものを手に入れることに躍起になっている そんなゲームを続けているのかもしれませんね。

瞑想でカルマを掃除すれば簡単ですよ。

 

競争ゲームは終わりにして 

本当の愛を見つけるには 自分を愛することから始めるんです。

私が 生きていることが輝きだと 自覚することなんです。

 

誰にでもできます。

自分を愛することができれば 人に優しくしたくなります。