この世界のダイナミックさをみてましょう。
今この時 世界にあるもの
そう、私たちが見ているそのものです。
意味付けは置いといて ただ在るものだけをみてましょう。
現れ = 現象 = 状態
この世界は常に変化をして一時たりとて同じ状態では存在していません。
ずーっと変化し続け 流れ動いている世界の中にいます。
この体も、生体反応、新陳代謝で常に細胞が入れ替わって活動しています。
この世界にあるもの
善いも悪いもなにもかも。
原子、分子、エネルギー、見えるものも見えないものも
この世界を構成する要素は 大きな対流の中にいます。
そしてこの体はその中の小さな対流。
今、ここ 手元にあるコップ1杯の水 を 見てみましょう。
冷たく冷えて美味しそうです。
水 と呼ばれるもの あなたがそれを飲むと、ひと時 あなたの体を巡り、あなたから出て行って
汗となったものは大気と同化し
また、おしっことなって外に出たものは、下水道を通って流れつくのが下水処理場、
そこで汚れをとった水は川や海に戻ります。
蒸発した水分は、空気中を漂い、空へ上り、冷やされて水蒸気の粒となり、
雲として空を渡って降った雨が 山野を潤し、植物を介してまた空に昇ったり、
あるいは土の中を通って 地下水から汲まれるみずになったり、
地表に集まって川となって海に出たり、
途中で浄水場に引かれればまた水道の水になったり、
あらゆるところで 形に現れたり姿を消したり 分散したり 集まったり を繰り返しながら
今、その一部が 目の前のテーブルの上で コップ1杯の水 という状態になっています。
水はいろんな姿に変身しています。
どこからが水でしょうか?見た目は変わっても水でしょうか。
人間の90%は水分だそうですね。
私、あるいは あなた も、 流動する物質が集まって現れた状態 で、
それは常に変化するこの世界の一部として作られている現象 です。
流れはいろんな所へ渡って、たとえとても長い時間をかけたとしても。常に変化し続けています。
私たちは何度もこの世界を渡り、世界というものを経験し、体感し、知ってゆくのです。
記憶に残ろうが残るまいが 私たちはあらゆる場所にいたことがあるし、あらゆるものになったことがあるのかもしれません。もしかしたら、今の私の身体は あなただったことがあるかも。
どこからどこまでが私でしょうか? 物質としては分けめがありません。
それで この世界全体が 私の要素 だとも言えますが、
それは
もし私というものがいたら の話です。
意識はどこからやってきたのでしょうか。
そしてどこへゆくのでしょう。
記憶 は消え 残したエネルギーと波動の痕跡が 次世代に流れ続けます。
あなたが表現するものがこの世界に波及し、
その波動の残った世界に 再び生まれるのでしょうか。
無垢な魂として。
世界は生きとし生けるものを愛し慈しんでいます。