2017年07月26日

自我について③ マインドの仕事

アトリエ霽月の瞑想教師 野津寿子です。

久々に自己紹介。w

元々美大を出て絵描きでしたが 悟り と 仏画 に興味を持ってからは 仏絵師に転向し

瞑想にはまってからは 瞑想教師もするようになりました。

見えない世界と真理に強く興味が惹かれてここまでやってきました。

いったいどうなってんの?この世界?  というのがベースにあります。

わからないことは調べたい欲求は子供の頃からです。 (興味のある事だけでいいんですが)w

 

さて、

自我の思考は自己保全のシステムである ということを前回に書きました。

ちょっとおさらいです。

かつては 天敵から身を護るため 経験値と危ういものに対する警戒反応は生き延びるために必須でした。

ですが、文明の発達と共に、人間にとって不都合な環境が淘汰されてまいりました。

今では 野外で 猛獣に襲われることはありません。 

害を及ぼす人間を抑える仕組みも作っていきました。

法律です。世界は画期的に安全になりました。

ルールを守っている限りは安全ですし、人間はルールに守られています。

ルールを作る仕組みも発達しました。

 

ルールは大事!! ということが人間の心に強くインプットされ続けます。

警戒や不安 は 過去の経験値からインプットされ 何世代も引き継がれます。

これが世代を超えたカルマです。

 

もっともっと 安全に! と 人間の要求は進んでいきます。

 

これらを考え出しているのか 思考=マインド です。

自分を護るために一生懸命仕事をしてます。

マインドは常に作動しているシステムで 使いどころがないと 暇を持て余し、仕事を探しはじめます。

 

マインドは とても向上心があり、仕事熱心で 何もしないでブラブラ遊ぶ ということを好みません。

危険をサーチしなくては!!

常に好ましい満足のいく状況を追い求めます。

質の向上を目指そうとします。

働いてこその充実感  なのでしょう。不安を埋める事はモチベーションが高いのです。

 

安心してリラックスできていない時は特に マインドが不足を埋めようとどこが足りないのか、

まずいところ、都合の悪いところをサーチします。

 

緊急性の高いものから順に反応しますが、

環境に危険なものが少なくなると、 不利を有利に変える 向上する あるいは不満を満足に変えようとします。

足らないところ捜し。

危険が減っても、マインドは仕事熱心なので休みたくないのです。

何も取り立てて不満がない場合、あえて 不満を作ったりします。マインドは仕事をしたい。

第三者から見ると、その様子は選り好み? と いいますか、ぜいたくと言いますか、 こだわらなくてもいいようなことにまでこだわりだします。

重箱の隅をつつくような という表現がありますが、

ないところから不満を見つける というのは そういうことなのでしょう。

それがないと マインドが働けないですし、負の感情の出しどころがなくなってしまって、マインドには都合が悪いからです。

マインドは仕事をしている方が安心なのです。

悪いところの原因は 自分の中に作っちゃったら 自分で改善しないといけなくなるので、それは回避

多くは原因を外に作って それを裁き、コントロールしようと努力します。

特に生活に支障があるわけではないけど、マインドは仕事をしたいですから仕事を作ります。

余った予算は何がなんでも使わないといけない という 公共事業のようです。

このエネルギー来年には回せません。今のエネルギーは今使わないといけないので使いどころを無意識に探しているのです。

外部に差し当たって不足や危機がないと身近なことに目を向けます。

一緒に住んでる家族、 、

全体的には不満 てわけじゃないけど、

夫の食べ方が気に入らない、夫の転寝が嫌だ、妻の腹の肉が嫌だ 嫁の返事の仕方が嫌だ 子供の成績が満足じゃない などなど、 

 

とりあえず それ、大事な事? と自問自答してみましょうか。

マインドは 働きたいので、「いーや、譲れん!」と言いますが。。

自分の中のどのルールに反しているのでしょうか。

ひっかかるルールが存在しています。それが見るものを裁きます。

 

 

もし、自分では どうにもならない大きな問題に直面されておられる方がいらっしゃったら、

喜んでください!

マインドがそれに注目している間、つまらない些細な問題には絡みません。

マインドは全体の出来事の何パーセントかの足りないところに挑みます

 

乗り越えるべきテーマ(問題)が1つ2つはっきり外側にある方が 身近な人間関係は円満なのです。

不満を身近な大切な人々の中に見つけずに済みます。そんなことしている場合じゃないですから。

その問題を身近な人と協力して乗り越えていきます。

家族の絆を作ります。

チームおさる