2018年07月15日

カルマが終わる時

瞑想の師匠 ボブ・フィックス氏の言葉でとても印象に残っているお話があります。

 

一生分のカルマはその人が生まれる時に決まった量を持ってくるんだ。

多い人もあれば 少ない人もある。

カルマは過去のネガティブな感情の記憶 未消化のネガティブ感情なんだ

それを解放し尽すと カルマは身体から出ていき 静寂の真我が現れるんだ。

 

カルマの解放に抵抗して抑え込んでいると 同じ経験が繰り返しやってきてカルマを出そうとする。

また、自分のカルマを人に向けると そのカルマは人を巡ってまた自分の所に戻って来るんだ。

カルマの矢は投げ返さないで地面に落としてしまうんだ。自分のところで終わりにするんだよ。

そうすれば この世界のカルマは減るはかりだよ。

 

自分が受け止めるべきカルマを他人に押し付けたり、

自分のエゴのために罪の無い人を傷つける のは 自分のカルマを終わらせない ということですね。

 

世界の中には 神か仏か? と思うような愛のある人々も存在しますね。

この人たちは すでにカルマを終えた人々です。

きっと、普通の人だと耐えがたいような苦悩をすでに乗り越えちゃった人 でもあるのだろうと思います。

カルマが終わると、エゴという憑き物は落ちます。

 

人が生きている限り委、カルマの感情は0にはならないのですが、

限りなく0に近くなることはできるでしょう。 

 

 

どうにもならない辛い状況に陥ってしまった時は、 その辛い試練が過ぎ去るのを今しばし待ってください。

 

不思議なことに 意識の上では、試練は逃げると追っかけて来たりします。

試練はわざわざ近づくことはありませんが、もし来てしまったら

ただ、静かに 嵐が過ぎ去るのを待ってください。

 

その後は 晴れた青空になるのです。

 

私たちにできるのは 今を最善に生きる事です。

戦うことよりも その条件下で幸福を作り出すことを工夫してみてください。

とてもじゃないけど、幸福なんてほど遠い という場合は

ただ、この試練は過ぎ去るものだと信じてください。

私たちの意識が静まると、世界はことを解決しだします。

あなたが奔走するよりも早く。

もう少しで あなたの新しい扉が開くところです。

竹林