2018年07月13日

日々徒然

先ごろの豪雨の被害が 中国地方でひどかったですね。被災された方々にはお見舞い申し上げます。

瞑想マスターがこれからは当分激動の時代だから という言葉がリアルに感じます。

何事が起きても動じない心 いつもそう思っていますが もし自分に瞑想がなければ不安な気持ちを持ってしまったかもしれません。

最近は妙に度胸があります。 まだ自分が被災したわけではないのですが 気持ちは静観しております。

災難は誰に起きてもおかしくありません。 助け合って支え合いたいものです。

豪雨の間はしばらく家に閉じこもって制作していましたが、雨がすっかり去ってから、

表装の師匠のいる下関に行って参りました。

災害復旧のための車両で高速道路が混んでいました。

 

少し話題が変わりますが、

私 野津寿子のライフワークといたしまして 仏画と掛軸があります。

仏画は 30代の頃に静かな心になりたくて描き始めたものですが、その後仏師に弟子入りしまして仕事で仏画を描いていました。30代の頃です

福岡に来てからは独りで仏画や日本画を描き続けていましたが、周りの皆さんのご希望もありここ10年ほどは仏画教室を続けています。

 

仏画を掛軸にするのに 関西に居た頃は行きつけの表具店があり、福岡では事情もわからないため その都度大阪の表具店に出していました。

その後仏画の生徒さんが通い出した表具教室に私も行くようになり、

そちらの表具のお師匠さんの技術と人間性のすばらしさに惚れ込みまして 

先生の技術を継ぐ気持ちで表装を続けております

しかしながら、先生の領域に到達するにはまだまだ知識と技術が足りません。

日々精進しております次第で。

 

(;^_^A

 

月に2、3回 表具のご指導を受けに師匠のいる下関に通っているのです。

 

もともと手先は小器用にできておりまして 細工物とか絵画とか工芸とか手芸とかが好きなんですね。

細かいことを得意としています。

絵を描くのに刷毛を使ったり、絵の下地を塗る作業などにも慣れておりまして

周りの人より早く糊刷毛を使えるようになり

1年目くらいから掛軸を作れるようになりました。

それでも 掛軸というのは実に手間がかかるもので 布地に和紙を裏打ちするところから何枚もの裏打ち用紙を時間をかけて張ったり干したりしないといけないんです。

小さいものだとそれほど難しくないのですが、

サイズが大きくなってまいりますと、それはもう扱いが大変で

長い棒に大きな濡れた紙の1辺を張り付けてぶら下げたものをシワが入らないように布の上に伸ばしていったり、膨張率の違う布と紙を貼り合わせたものの裏に仕上げの和紙に乗りをつけて張り込んだり、かなりアクロバティックな作業をします。

最初の内は失敗しないかと冷や汗タラタラで 今はもう慣れたか?と言いますと

やはり今も冷や汗モノで作業に入る前には相当な気合で取り掛からねば最後まで根性が持ちません(笑)

やってる間は気が抜けないまま最後までいきます。

気合が折れると終了(失敗)してしまいます。(^_^;)

 

 で 作業途中は 別の事が頭に入ってこれない別次元のイキモノになっています(笑)

声をかけても顔を上げないどころか どうかすると聞こえてないですもんね。

 

そんなこんなで先週から8本の掛軸の仕上げに。。

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掛軸
掛け軸

 

 現在三十三観音シリーズを制作していて 全部の観音さまが掛軸になったら 展覧会を開きたいと思っています。

 

観音様の波動で皆さんの心が穏やかになりますように。

 

 

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15日の日曜日は1日瞑想会です。ご無沙汰の方もぜひご参加ください。皆さんとお会いするのを楽しみにしております。