2018年05月25日

最近のニュースに思うこと

最近のスポーツの問題に思うことがあります。

反則とか ずるいこととか 人間の汚い部分が露見しています。

これはスポーツ界だけでなく、特に政治とか経済の世界では 裏側で暗躍しているエネルギーです。

 

人間は 欲が絡むと とたんに汚くなります。

他者を傷つけてまで自分の利を得る

貪欲な生き物なんですね。

 

仏教ではこの状態は 無明 と言います。

 

貪(とん) 瞋(じん) 痴(ち) という三毒  エゴの愚かさ という毒です。

 

この要素は全ての人間が持っています。エゴです。

エゴはDNAに組み込まれているので 完全に消えることはないのですが、

このエゴ、自分の思い通りになればなるほど、権力を持てば持つほど 

癌細胞のように大きくなっていきます。

 

癌細胞を増殖させないためには自浄作用が必要なのですが、

抗生物質のような抑制の制度 も 効果はあるかもしれませんが、

取り除く という意識の元では それらは常に増殖の機会を待っています。

裁くことは外科手術のようなもので 一時的効果としては

責任を受け止めない者にたいしては裁かれる必要がある、

というより、裁かれざるを得ない状況になる と思います

 

ただ、周囲の裁く人たちは 排除したり 叩き潰したり、罪を犯した代償を与えることで満足しているのは それぞれのエゴを満たすことでしかない ということに気付かねばなりません。

 

問題を起こさない抑制力で制圧 すれば 反発したり法の隙間を突いてくる人物が現れる。

言い訳というのはそういうようなものです。

 

私たちは それぞれに己の在り方を学ぶために いろんな体験をします。

罪に関して 誰かが代わりに体験してくれているのですから、そこから学ぶことは

誠実さと愛を 自分の中でどう育てるか ではないでしょうか

 

全ての事柄にその視点で見る姿勢を 大人が出来れば 子供は平和な世界を作るでしょう。

大人が誠実に生きる事が子供を育てます。

エゴは保身をしたがりますが、それは周囲を信頼していないことから起こります。

信頼し合える関係性を育てる愛ある意識を持ちましょう。

 

瞑想は 貪瞋痴のカルマを掃除し、心を平和的に変化させます。

ずるいこととは無縁になっていきます。