2018年04月20日

映画上映会

映画を見てきました。

映画「WALK WITH ME マインドフルネスの教え」トーク&プレミア上映会 です。

映画は、ティク・ナット・ハン師のサンガ、プライムビレッジの様子や 僧院での生活の様子や

師の教えの内容や 僧院でのリトリートの様子がえがかれていました。

 

現代に合った仏教へと 進化させた形 という表現がピッタリでした。

財産は3着の衣服のみ 

とらわれを手放した僧侶の生活です。

 

出家するには 覚悟と身辺整理が必要なようですが、

多くの若い僧たちがそこで心安らかに天国の人々のように 穏やかに暮らしていました。

 

自分にとって手放せないものは何だろう? と考えてみました。

執着するものは 特にありません。 自分が失って惜しいもの というのは すでに無い状態です。

宝石も贅沢もきらびやかなものは 私には必要ありません。

でも、手放せないもの というのはまだあります。

自分の他者に対する責任 です。 それは捨ててはならないように思っている自分がいました。

仕事であったり、御恩であったり、役目であったり、責任であったり。

ですので 自分の身の振り方は 流れ次第だと考えるのです。

今後、意識がどう変容するのか それも楽しみです。

与えられるものと ハートの羅針盤が 行く先を決めます。

 

不安や恐れはありません。ただ、僧侶ではありませんので

一般人として生きる上は現実はしっかりと見据えて バランスをとらねば と思うのでした。

 

本物、真実しか要らない と思っています。

 

いまここ という言葉は数年前から馴染んでいましたが、

改めて 意識しています。

カルマにとらわれず、まさに今 自分の身体に戻って今を感じるのです。

どの命もずっと光を放っています。

 

マインドフルネスの教えは とても大事なことを伝えています。

形ではなく 心、真実 です。 魂は姿を変えながら、ずっと永遠に存在するものです。

あなたになり、私になり、あらゆるものに変化しつつ。。

野辺の花と光

 

真理は一つです 表現方法やアプローチは違っても 同じところを目指しています。

 

マインドフルネス

瞑想には いろんな手法があります。

日本では古来から仏教に伝わる座禅 という瞑想があります。

最近注目されている瞑想法は マインドフルネス というものがとても注目されています。

 

瞑想は 悟り と呼ばれるクリアな状態に意識を変容させることが最終目的でありますが、

それ以外にも数々の利点があります。

身体が健康になる。免疫力や自己治癒力がアップします。

ストレスがたまりにくくなります。ストレスに強くなります。

内側の葛藤や苦しさが解けます。

感情が穏やかになります。心が落ち着きます。

感性が豊かになります。発想力、創造力がアップします

冷静さと客観性が増します。洞察力がアップします。

 

どの瞑想法にもこれらの要素はありますが、効果の出方にぞれぞれの特徴と得意テーマがあるようです。

 

今日はマインドフルネスのお話をしてみます。

マインドフルネスはビパッサナ瞑想と言われる種類の瞑想法で、

今自分がしていることに意識を集中させる瞑想法です

呼吸 とか 感じる ということに意識的に意識を向けます。

吸う息、 吐く息、深く吸う息、深く出し切る息、 楽な息、リラックスする、体を感じる 

など、意識を今の感覚に集中させます。

 

これは悟りの意識で重要な、今の瞬間に意識を戻す という作業をして

いまここにくつろぐ状態を作り出していきます。

いまここに生きている私 がすべてであり、それ以外の脳内の記憶やイメージは脳の作り出した幻想である ということに気付いて行きます。

脳で考えていることは真実とは限らない

その真実かどうかわからないことに感情が振り回され思い悩むのが煩悩です。

 

人間は、カルマの感情(怒り、悲しみ、苦悩、不安、拒否感)に飲まれがちな生き物ですが

それは真実ではないものに翻弄されている ということに気付いて行くことが 第一の覚醒です。

 

真実は何か ということに気付いていきます。

ELM瞑想ももちろんこのテーマがベースにあり、ELM瞑想の場合はカルマの感情を除去することによって 自然に納得の領域に入ります。

いずれにせよ 妄想力といいますか 思考は 真実でないイメージを持ち込みます。

ああではないか こうではないか? 過去の経験がいろんなものを呼び起こし分析予想しようとしますが、果たしてそれは真実なのか?

 

私たちが対処すべきは真実のみの情報だけで十分なのです。

それにエゴを絡めないで、愛で包むことによって あらゆるものが癒されて行きます。

 

周囲の環境は いろんな矛盾やエゴが残っていますが、これは集団のカルマです。

それらに巻き込まれることなく 心が真実を見て 愛として存在する

ここが始まりです。

あなたが生き方を変えると、世界も変容します。

 

全ての良いものを 活かして  私たちの意識が 愛に変容することが悟りです。

愛 = 慈悲 です。 執着を手放し、ただ愛で包むだけで 

あなたもあなたのまわりも癒されて自然な姿で繁栄します。

あなたにもそれができます。 

 

出家しなくても 悟りは得られます。 苦しみのない 温かい境地です。