2019年10月15日

戦いをやめる

私達の自我の意識は 物事に良し悪しの分類をして

悪いものを排除しようとする癖があります。

良いもの(自分(あるいは自分たち)にとって都合の良いもの)

悪いもの(自分(あるいは自分たち)にとって都合の悪いもの)

 

一方、この世界はこの世界の中を満たしている様々な要素が

いろんな姿に変容しながら 最初から最後までただ同じ一定量の 

地球上の要素をグルグル回しているだけです。

100%の分子と原子たちが 様々な現われを見せてくれる世界

この中で、排除 ということは不可能です。

 

かつて、日本が戦後と呼ばれた頃、東京という中心都市に人口が集まり、

そこで発生した糞尿を東京湾の沖合に捨ててたそうです。

そして、生活ごみは東京湾の埋め立て地 夢の島 にうず高く積み上げ、野犬もなにも全部そこに捨てたそうなんですが、

それ、本当に捨てたつもりだったんでしょうか?

今思えば狂気の沙汰?

いえ、モンゴルでは街のゴミを平原に捨てているそうです。

 

核廃棄物だってそうです。

どこに捨てるんですか?

捨てたつもりだけど、それって ただ持ってるだけなんじゃないでしょうか?

抱え込んでるだけ。

 

人間は持て余すものを自然界に押し付けますが、

自然の処理能力にも限界があります。

ゴミの生産の方が多ければ 自然はゴミだらけになるのが当然です。

 

人間はそのうち地球というゴミ捨て場で暮らさなければならなくなってしまいますね。

いえ、人間はそこまでバカじゃありませんから そのままでいいと思い続けるわけじゃないとおもいますよ。

そういうことはやめろ って声は上がりますし、

すでに若者たちは立ち上がっていますし、

このままの愚かな消費社会を止めようとするムーブメントはすでに起きています。

 

ただ、前時代的な考えの権力者やリーダーが

彼らの大切にしている財力を護ろうと、必死に過去の体勢を維持しようともがいていますが。

 

戦う必要はありません。排除しても彼らもまたゴミにはなり得ない。

かれらはもがけばもがくほど 隠していたものが露呈して

多くの人々が目覚めてしまうので、そんなことはつづけられなくなるでしょう。

 

私たちにコンピューターやインターネットなどのツールを生み出してくれた

過去の科学技術の進化に敬意を表します。

これまでの文明によって、私たちは会わずとも意思疎通するツールを手に入れたのでした。

これは本当にすごい事ですね。

 

私たちは 文明を謳歌しつつ、これからの幸せを見据え、更に世界を整えていくのです。

古いやり方にしがみつくことは時間と資源の無駄です

 

私たちの思いや価値基準も同じです。

古いやり方にしがみつくことは 自分の首を絞めるようなものです。

あなたの幸せは しがみついていたものを手放すことによって 開けます。

怖れを手放すことが 自由への始まりです。

 

自然の展開のダイナミックさを体感してください。

それは想像を超えています。

自然のダイナミズム

早く気付き、早く目覚めた者が 幸福で平安な世界を手に入れます。

目覚めるには ただ手放すことのみが重要です。

内側を手放すために瞑想を続けます。