2019年10月10日

認知機能

しばしご無沙汰しました。

肺炎で入院した父に会いに大阪に行っていました。

 

先日、父が倒れた際

父の行動と記憶があまりに曖昧になっていたため

周りの者はみな 「ついに認知症になってしまったのか?」と大層心配しました。

何しろ 時間を12時間間違えて行動してしまった上、鍵を無くして家に入れない状態で倒れていたので

関係者は 「ついに認知症?」 とビビったのでした。

これまで仕事が生き甲斐で 82歳になった今も毎日お店に出ておりまして

動ける限りは働き続けたい 

と言ってた父ですが

82歳にもなって毎日13時間もお店に出ているなんて 

やっぱりちょっと無茶? (;^ω^)

離れて暮らしている娘としては 心配でたまらないものの

すぐに駆けつけることが出来ず、父の住む大阪の福祉課高齢者サービスに電話をかけまくって福祉関係の方々に随分お世話になりました。

 

今年の夏、74歳の 表装のお師匠さんが倒れた時、

弟子の中では一番 お世話になっていた私が先生のところに駆けつけ

先生の居住地の福祉課と連絡をとりながら

一人暮らしの高齢者をどうサポートできるのか

色々お話を聞いていろんな手続きをつなげたばかりだったので

高齢者福祉サービスにどんなものがあるのか とか

どこに電話したらいいか など

ある程度の知識がありました。

 

母が生前介護が必要になった時期にも

妹が一生懸命いろいろ調べて在宅介護をしていたので

妹にもいろんなアドバイスをもらい

先生の生活が整えられたことが私にとってはとてもありがたい経験となっていました。

それで今回の父の件も うろたえずにすぐに福祉サービスに相談することが出来ました。

 

お役所の手続きは申請や書類の準備など 面倒なこともありますが、

福祉課の方やケアマネージャーの方はいつもとても親切に親身に対応して下さり

本当に感謝するばかりです。

 

わからないうちは途方にくれますけれども、

今の社会はかなり福祉サービスが充実していることに驚きます。

何が出来て何ができないか まずは知ることが大切です。

 

で、

当の父は

倒れた原因は肺炎だったのですが、

倒れる以前から具合が悪かったようで 微熱が続きもうろうとする頭で

妙な行動に至ってしまったようでした。

 

父は入院して体が元気になると以前の明るい父に戻っていました。

 

思えば、私も疲れがたまると 頭のネジが飛ぶ ということが多く、

これは自分では体質だと思っているのですが

疲れると身体に症状が出る前に 脳の機能が低下する という自覚があります。

すごくトンチンカンなことをしたり、今何をしようとしたのかわからなくなったり、、です。

極端な寝不足とか 過労の時にボケ始めるので (^_^;)

自分がボケたことをしだしたらまず 疲れてるんだな と思うことにしています。

身体はまだ動くんですが頭がボケます(笑)

無駄に体が丈夫 ということもあるのかもです。(苦笑

 

若い頃、鬱になった時も 身体は病気ではないのに頭がおかしくなることで

ものすごく自己否定が強くなったりしていました。

できない ということを怠けているととらえたり、

忍耐できないことを甘えている ととらえるのは 人間が壊れる原因になります。

人間の身体は 無理を強い続けると どこかしら不具合が生じてしまうのです。

エゴたちは身体の都合を無視しても意思を通そうとしたりします。

 

個人個人でも 対応キャパは個人差があります。

このくらいできるだろう とか

このくらいはしろよ と 相手を裁くことに

もっと慎重になる必要があります。。

こんなこともできないなんて と自分を責めることも

悟りの視点から言うと 愚かなことです。

 

生きていると 時折、無理をしなければならない場面もあるかとは思いますが

人間の身体は 自然の力が生かしているものなので

自然な在り方を もっと尊重した方がいいとですね

 

あなた自身の身体 という自然の体験を もっと楽しんでください。

エゴは貪欲に自分にいろんなことを要求しますが

そんな貪欲は手放して

自然を生きますと 多くの奇跡を目にするようになります。

 

ちゃんとする という「ちゃんと」って何なんだろう?

と 時々不思議に思うことがありました。

その「ちゃんと」という基準は何? って思って見ると

意外と基準は曖昧で 人によって基準がかなり違います。

 

そんな曖昧な基準を支えにすると 生きづらくなってしまうでしょう

出来たらOKだけど出来なかったらNG というのは

誰が決めるのでしょうか?

 

どの年齢であっても どんな状況でも

どんなことか出来ても出来なくても

あなた という自然を 大切に 楽しんで体験してください。

 

もっともっと というエゴの貪欲を手放して、

あなたの中の 自分が好き と感じる気持ちを大切にしませんか?

 

あなた自身が 気持ちがとても幸福な感じがしたら

あなたはもっともっと愛されるでしょう。

 

そして 私も この世界を愛しています

 

この愛おしい気持ちは 大きな幸福感と癒しとなります。

ゴールデンレトリバーと子猫