2023年01月04日

世界観と世界

人はそれぞれに違った世界観を持っています。

みんな、自分が見ている世界だけがあるように思っていますが、違うんです。

1人1人、それぞれの認識する世界は違っています。

世界に対するイメージが違うのです。

それは、見たものに自分の記憶や解釈や意味付けをしたものを世界と思っているからです

実際に起きることは一つなのですが、それに色んな意味付け、それぞれ違った意味付けをしてしまいます。

それは、ではなく  無意識に起きます。

自分(自我)の気持ちが収まりのいいように。(納得しやすいように)

自我の理屈に合った世界 として認識したいのが人間です。

自分と似た認識(世界観)の人と一緒にいると落ち着きます

違和感がありませんから。

でも、自分と違う認識の人と一緒にいると驚くことが出てきます。

「えっ?」何それ、どういうこと?

ちょっとした刺激になります。

びっくり、へぇ~ って言ってるうちはいいんですけど、

その刺激に 受け入れられない という抵抗が生じるとイライラして 怒りだります。

これがストレスです。

イライラ、ムカムカ、

そして相手が悪い人に見えてきます。

ただ世界観が違うだけなので相手はキョトンとしてます。

何を怒っているの?なんかマズイこと言ったかな? なんて思ってる

そう、それは相手のタブーに触れちゃったんですね。 自分は知らない相手の禁忌事項(ルール)に。

ルールは一人一人ちょっとずつ違うのです。みんな違う。感じ方が違いますからね。

これが対人関係の摩擦の原因なんですが。自我はいつも自分中心の世界を見てる。

あなたがルールを沢山もっているほど、ストレスは増えます。

世界は、誰かの意図と関わりなく、ただ存在しているだけで

しかも、意味はありません。

一部の人はそれをコントロールしようと躍起になっていたりしますが。

権力などを駆使したりして。

でもね、

皆、多かれ少なかれ無意識にただあるように存在しています。必死になっている人すらもです。

誰かが一生懸命ルールを作ってルールを守ることで摩擦を減らそうとしても、

無意識の摩擦は起き続けます。

それはただの反応です。そこに良いも悪いも正しいも間違っているも 本当は無いのです。

ただ、事が起きているだけなのです。

もし、そこに意図を持ち込もうとしたら、

「だったらどうするのよ」なんて思うかもですが、

何もしません。

自然は 自然に淘汰していくものですから。

博多湾