2021年01月08日

思考の癖

ネガティブがやめられない  というご相談をいただきました。

そのことについてちょっとお話しましょう。

ネガティブ、別にやめなくてもいいんです。

それにはどこか心地よさと救いがあるのでやってしまうのでしょうね。

え?心地よくない!って?

そう。もちろん心地よくないんですが、自我はそちらの方がまだマシなんです。

自我の意識が現実を受け止めたくない時にまだマシなシチュエーションを作り出す。

これが自己防衛機制のしくみ

これが癖になると、頭の中が思考だらけになります。

だって、いじらないといけないイメージが山盛りになってしまうでしょ?

どうしてこんなことになっているのか、自分の受け止められる範囲で納得したい

それが自我の思いです。

でも、受け止められる範囲を超えた現実に自我は悶絶します。

問題がなくなるまで、抵抗し続けてしまいます。

「いやだ、いやだ、排除したい」

あの人が悪いとかあんなことはダメだとか

正義を振りかざしてみても それは解決しない

相手には相手の事情がありますからね。

自我(エゴ)は自分の都合しか見えていませんから

ついつい相手が悪者に見えて 攻撃したくなってしまいます。

「私がこんなに困っているのに、なんで聞いてくれないの?ひどい人」

これ、相手からしてみたら、

この人、何を言っているんだろう? という感じになるんですね。

だって、その人は悪人として生きているわけじゃなく

その人なりに善良に生きたいと思っているので

悪気がないことを責められると ムカつきます。

相手が大人だったら、

「あらあら、そうだったの?気が付かなかったわ。ごめんなさい。これから気を付けるわね」って言ってくれますけど。

文句を言うこちらと同じレベルだと

イラッとされて、「おまえこそなんだよ」って売り言葉に買い言葉 なことになっちゃう。

誰が自分目線なのか・・・ 本当のことを知る必要があるのです。

感情を交えずにただおきたことをそのままに把握すれば

そこに悪意も意地悪も存在しないことに気付きます。

普通にしてるだけなのに相手に迷惑がかかるのは

お互い様のことなんですね。

それを責めるか責めないか の違い。

 

あなた酷い人ね! といわれて、素直にごめんなさい って言えるなら

あなたはすごく心優しい人でしょう。

私なんか、そういう風なエネルギーを向けられると

とっさにムカつきますけど、(笑)

もう大人なので すぐに怒りは手放します。

「ただ、起きていることが起きているだけ」

「良いも悪いもない」

必要があれば何かを改めますし、必要がないと思えば スルーします。

それは私の方針ですけども、

どんなやり方をしたって 構わないんです。

あなたの体験はあなた自身が決めること

いい方法が分からない場合は うまく行くやり方がある。

それが宇宙の法則、つまりダルマを知ってそれを利用してコヒーレンス(摩擦が無い状態)にすること。

摩擦を作り出しているのは あなたの意識ですからね。

 

摩擦を沢山作り出しながら 平和に生きていたいの と言っても

それはちょっと難しい。

水をかき混ぜながら 水面が鏡みたいにならないの と言っているのと同じなので。

あなたのどの手が流れをかき混ぜたり、流れに逆らっているのかを知る

悟りへの道ですね。

ただ あるがままをあるがままにさせておける時

心は平和です。

雄大な宇宙を思い通りにするのは無理

ただ、そこを楽しめばいいだけです。

どんなことも面白がって。

 

命は健気で愛おしい

雪景色