アジアのアーティスト

久しぶりの投稿です

しばらく間が空いてしまいました。

制作が忙しくなってくると じっくりブログを書く余裕が無くなる みたいです。

頭の中の文章は その時に引っ張り出さないと雲のように消えて行く(笑)

 

書きたいことは しばしば 現れては消え しています。

フォーカスしてリーディングしていく感じで書いています。

 

今日は リンチェンを偲ぶ会でアジア美術館に行ってきました。

リンチェンゆかりの友人たちに経緯の詳細を話し、皆で思い出話をしました。

私がブータンにリンチェンに会いに行った時、

旅行者のディナーにリンチェンが同席してくれた時に話していたことを思い出しました。

物事は全て移ろいゆくものなんだよ

だから過ぎ去るものに執着してはいけないんだ。

物事、縁は やって来て そして過ぎ去る

ずっと変化して流れているんだよ。

何も持たずにこの世界にやって来て、そしていずれ 何も持たずにここを去るんだ

それは全て同じ皆の運命だよ。

そんなことを30歳くらいのリンチェンがイラストを描きながら話してくれました。

あのイラスト、昔持ってたクロッキー帳に残っているんだと思うけど、残っているのかしら? 今度探してみよう。。。

私たちが見ているこの世界で起きている事

それは空に浮かぶ雲のように

現れては消え 現れては消えして

それは一時も同じ状態ではなく

あるようで 無くて、でも最初から最後までずっとそこにあるものが形を変えているだけ

そういう万物の流れの中で この肉体も維持されながら 人生というものを体験している私達。

かつて やって来て そして いつか

全ての人がその肉体を離れ、また現れる

永遠に同じ状態を留めることなど不可能なんだ

そして エゴの欲や煩悩や願望通りにはならない。

ただ、自然の法則のままに流れる方向へと流れていくのがこの世界。

リンチェンはずっと前からそれを理解していました。

だから 死ぬことは怖くなかったろうと思うのです。

ただ、自分のために悲しむ人がいることに心を痛めていたに違いないですが。

 

本当に慈悲深い 誠実な人でした。

誰も苦しまなくていいんだよ。

怖れと執着を手放して運命を受け入れると

そこには愛しか残らない。

あなたが言いたかったことも 言葉を発することができる私たちが伝えます。

神の国 仏の国は作れる

ブータンみたいな幸せの国に 日本もなっていけると

私は思うのです。

リンチェンの水彩画

リンチェンの風景スケッチより