自我と真我

真我の意識は見つめています。

あなたの生を見つめています。

 

自我は理想を求め

人生を整えようとします。

おぼろげに見聞きしたもの、体験した出来事の中から

好ましいと思われる基準を模索しながら

自分の人生を理想的なものにしようと

日々努力しています。

 

理想として採用している基準が 正しいとは限りません。

最初はその環境の中で有利に生き延びるために必要な事

優越感 お得感

自分が快と感じた出来事

教育されたこと

親が喜ぶこと

賞賛を得られること

欲を満たせるもの

正しいと思えるもの

 

でも、ある日気付きます

頑張っているのに なぜ幸せに手が届かないのか?

 

私たちは人生の迷子になってしまいます。

 

仏教では この状態を 無明 と言います

 

知らず知らず幸せから遠のく努力をしてしまっていた

何が間違いで何が正解なのか

もがけばもがくほど 幸せは蜃気楼のように消えていく・・・

 

もうその方向性が幸せへの道ではないことは わかり始めています。

 

真我は この世界の歪みに気付いています。

居心地の悪い歪みは どうすれば解消されるのか

 

自我は表面だけ見ていますが

真我は根底の問題に気付いています。

 

それは現代人に与えられた今の課題でもあります

 

あなたが真我を感じ取り 真実に気付くと

あなたの周りの100人も気付きます。

あなたがカルマを手放し

真実を生きるようになるからです。

存在の美しさがそこにあります。

蓮葉の露