ありのまま

ありのままを見る ということは 実にシンプルです。

物事に良い悪いの判断や感情移入をせずに ただ起きたこと としてとらえます。

 

立場や 利害や 執着や 欲や、 社会通念や 道徳観や 価値基準や 裁き、 善悪の判断 などを使わずに 起きたことそのものを見ます。

 

大脳が発達した頭のいい動物である私たち人間は、何かの情報をキャッチしますと、

脳(思考)は 即座にそれをどう把握するか 様々な角度から吟味を始めます。

少ない情報では物足りず、想像力を駆使して 判断をしようとします。

過去の体験に基づいた尺度から  見聞きした知識を駆使して

理想か否か、 善悪はどうか、 正当性はあるのか  などなど

前頭葉フル回転でその出来事を測ろうと試みます。

 

過去のネガティブな体験は、危機回避のため 反応としてアラーム代わりの感情や恐怖が発生するのです。

 

太古、自然の中でくらしていた先祖には この機能はとても重要なものでした。

なにしろ、自分の生存がかかっているからです。

 

人間が発達した知能で発展させた文明の中で

生命が脅かされる自然から 確実に身を護るシステムを発達させた現代では

私たちは社会に保護されてかなり安全に生活できるようになり その機能を使う機会が減ったのですが、

 

身体(脳)のその機能は 依然働こうと頑張ります

 

自然の生命力のシステムってほんとすごいです。

在るものは 意図しなくても勝手に作動するんです。

 

必要がなくても そのシステムは機能しています。

 

普通に機能している分にはまだいいんです。

必要がなければ スイッチオフにもなるのですが、

 

一旦システムが過剰適応したり セキュリティが高くなりすぎたり、バグったりしてしまうと

結構 とんでもないことになってしまいます。

 

歯止めが利かない とか

警報アラーム鳴るの早すぎ とか  

違うものに攻撃指令とか

 

やっちゃうんですね。

 

アレルギーなんかもその一つ。

 

ありもしない恐怖の幻影に恐れおののき、

幻想のルールの中で、自分に逃げることを禁じ

疲れ果て、幻想と真実の見分けがさっぱりつかなくなってしまう。。。

 

もしあなたが 恐怖でガチガチになっていたり、

ストレスで 内部が崩壊しそうになっていたら、

まずはご自分を癒すことを第1番最初に取り組んでください。

まずは あなた自身の生命力を健全な状態にすること

これが最初に取り組む課題です。

 

難しいことなどありません。

 

ただ毎日瞑想習慣を続けるだけのことです。

アトリエ霽月にて おまちしております。