仏画

もうすぐ出来上がる掛軸です。
 
左側の炎を背負っておられる方が不動明王、
右側の黄色い方が定光仏です。
 
この定光仏は、お姿がシンプルで
描きやすいため、写仏ワークショップで
最初に描いて頂く仏さまです
 
今日は定光仏のお話をします
 
定光仏、またの名を燃燈仏(ねんとうぶつ)と言います。
 
光を灯している仏さまですね。
 
この定光仏は、
お釈迦さまが 前世で 儒童梵士(じゅどうぼんし)というお名前で呼ばれ、修行されていた時、
この定光仏に出会い
「未来において、悟りを開き釈迦仏となるであろう」と予言されました。(これを授記という)
 
燃燈の原名はディーパンカラ(Dipankara)で、定光仏、錠光仏などとも漢訳されます。
灯火を輝かす者という意味です。
 
お釈迦様の前世の時代におられた仏さまですね。
 
心に灯火をともす。 仏性のことですね。
人々の仏性を目覚めさせた仏なのでしょうね。