優しさは強さ

出会いは偶然なんです。

あるTV番組を見ました。 北欧ノルウェー北部の島、ロングイェールビーンという極寒の町のドキュメンタリーでした。

 

その町は半年間は夜で、半年間は白夜です。そして とてもとても寒い北極に限りなく近いところ。

日本の俳優さんがそこを訪れて、町の人々がどんな暮らしをしているか 密着取材していました。

 

その街には 世界各地から人が集まって来て働いています。炭鉱があるからです。

ここ福岡県にもかつて筑豊炭田があり、多くの炭鉱労働者が全国から集まって来た歴史があります。

 

そのフィンランドのロングイェールビーンという町は炭鉱があったために ノルウェーの法律からは治外法権になっているのだそうです。

外国人は 就労ビザが無くても働くことができるので様々な国の労働者が集まるそうです。タイやフィリピンなどアジアの国の人もいました。現在は日本人もいるそうです。

その町の人々は国籍を越えて、人種を越えて、寄り添って家族的な関係を築いていました。

そのように様々な人々を繋ぐ人 大きな愛を持った人がいるんですね。

新しく来た人をとても温かい笑顔で受け入れ、家族、隣人として愛を持って接していました。

密着取材でリポーターの俳優さんに町を紹介していた人はクロアチアから戦火を逃れたセルビア人の炭鉱労働者でした。

一家のご主人はとってもフレンドリーで 見知らぬ東洋人を 「やあマイフレンド!」と呼び、会う度に思いっきりハグしていました。(寒いからハグしたくなるのでしょうか)

彼はクロアチアの紛争で兄も両親も亡くしていました。自分の家族は子供が幼かったため、戦火を逃れこの極寒の地にたどり着いたとのことでした。

働いて家族を養い一緒に生活をするために。

その幼かった子供が今は高校生。

炭鉱で働くその男性は、1週間炭鉱で働いて1週間休み というシフトで働いているのだそうですが、

町にいる時は 沢山の国籍の違う友人たちと楽しく時間を過ごします。

住んでいる人々は 「ここにあるのは、愛する家族と家庭、生活と経済、幸福。全てがある」と言います。

様々な事情で生まれた国を出て そこにたどり着き、その地で幸福を育むのです。

 

そして自分の辛かった経験を慈悲の心にかえて、隣人を慈しむ。

その愛は暖炉よりも温かいのでしょう。

 

欲しいものがすべて揃うことはどんなに豊かで幸福なことかわかりませんが、ありすぎると目が慣れてしまいます。

今、当たり前にあるものは 永遠ではないんですね。

その価値は失ってみないとなかなか実感できないのかもしれません。

空気やお水のように?家族も?

お腹いっぱいの時はどんなご馳走も魅力ではありませんから。

 

私たちを取り囲む試練は 私たちが持つ愛の能力を育てます。

私たち自身が自発的にあふれさせる愛です。

 

もしその愛があなたから溢れてきたら、 その愛はあなたの心の痛手を癒し、

他者を癒し、 世界を癒すでしょう。

 

天国はどのような場所にも あなた自身が作り出すことができるものなのです。

 

心の扉を開いて世界を見ると あなたは世界をそのままに見ることができ、

そして愛の使い方を知ることができます。

 

カルマで覆われた曇った窓からは カルマの汚れや模様ばかり目につくでしょう。

でもその窓を拭いたり、 その窓を開けてしまえば

世界はそのままに見えるのです。

 

小鳥がさえずるように あなたも 愛を歌い、愛の中に生きることができます。

あなた自身が愛の歌を歌えばよいのです。

共感はそこから始まります。

 

どうしたらいいかわからない方は アトリエ霽月に一度おこしください。

まずは安心を実感していただきたいのです。

 

現在瞑想を実践している方も 時々 お顔をお見せくださいね。

心から歓迎いたします。

愛ある対話はあなたを癒します。

蓮葉

更に愛が育ちますように。。