防衛機制

エゴというものは いろんなものを 思い通りにしておきたい という願望を持っています。

それが 心地よい もしっくはは安心からです。

 

物質的に思い通りにならない時、外界を動かせない時は

安心できるとらえ方を見つけて 安心しようとします。

これが心理学の防衛機制 というものです。

防衛機制は、すっぱいブドウ というお話が有名です

1匹のキツネが森を歩いていました。ふと見ると美味しそうな葡萄の実がなっているのを見つけましが、キツネは実がなっていることろに登れずがそれを食べることができませんでした。キツネは「フン、あのブドウは酸っぱいに違いない」とつぶやいてそこを立ち去った

というお話です。 物事を自分の都合のいいように解釈して、残念な気持ちをごまかします。

 

誤魔化す と書きました。 これは善意に解釈する と似ていてるけど違うエネルギーです。

 

スピリチュアルに関心の深い方は 意識の周波数を落とさないためにこれと似た手法を使います。

これでよかった と思うこと です。

行けなかったけど、今回は行かない方がよかったから行けなかったんだ。

うまくいかなかったけど、これはうまくいかない体験を学ぶ時だったんだ

事故っちゃったけど、この程度の損害でまだよかった。カルマが沢山落ちてよかったね。 など

 

でも このスピリチュアル的善意に解釈 と 酸っぱいブドウ はちょっとエネルギーに違いがあるんです。

何が違うか お分かりになりますか?

 

酸っぱいブドウは 「なんだ、ちくしょう」という悔しさが残っています。

スピリチュアル的善意に解釈は そこに安心とか信頼を持ってきます。

 

波動がちがうんですね。

 

ですから 酸っぱいブドウをやり過ごしたキツネさんは 

おサルさんや小鳥が葡萄を食べているのを見ると悔しがりますが、

スピリチュアル的善意に解釈の人は 嫉妬も持ち込まないんです。

 

私たちが近い未来に受け取るものは 今出している波動に左右されます。

喜びの波動 幸せの波動が 嬉しい出来事を引き寄せ

不安や恐怖や嫉妬 は その対象を引き寄せます。

 

否定は 否定の対象を引き寄せてしまうんです。

 

ですから、この世にはいろんな要素が存在していますが、

自分の好ましいものや喜べる対象に心を寄せて、

好ましくないものは 否定もせずにスルーしてください。

存在を許すのです。 そうすれば否定の対象として あなたの前に迫ってはこないのです。

絡む感情がその存在と摩擦を起こし、そこに留めてしまうのです。

この世界は実に多彩な世界です。いろんなものが存在する世界です。

それぞれの世界観を生きています。

自分が否定されると不快なように 誰も否定されたくはないのです。

 

自分が自分を否定してしまいそうになる時、

防衛機制は その責任を誰かに押し付けてしまいます。

「あいつのせいで」 この責任転嫁は 自分の心を守るために起きています。

自我の性質がそうなっているのです。 誰かのせいにしないと 自分が傷付いて耐えられないから。

 

でも、その痛みを耐えて 傷が癒えた時は、あなたはもっともっと 強い人になるのです。

 

ただ、真実を受け止めて 越えてください。

 

そう、あなたは そのままでいいのです。

 

思考を操作しなくても  思考は操作してもしなくても 真実は変わらないのですから。

 

ただ、真実をそのままに受けとることができれば、あなたの中に摩擦はおきなくなります。

いいじゃないですか。 人間は完璧な生き物ではないし、完璧になることは不可能なのです。

不完全でも、支え合って 愛し合って生きると そこは幸福な場所になります。

防衛機制は 他人のために使うと 癒しの道具になりますよ。

 

落ち込むことないよ。

これも悪くないよ。

たまにはそういうこともあるよ。

みんな一緒だよ。

すずめたち