調和と抵抗

大自然とか 宇宙には 自然の法則 というものがありまして

地球に万有引力 というものがあって、水は高い場所から低い場所へと流れ、均一の水面を保つ という法則や

気体の圧力は分散し均一化しようとする とか

食物連鎖が生態系のバランスをとっていて、特定の種の生き物が増えすぎると バランスが崩れ、結局は増えすぎた種も淘汰されてある一定の範囲の数を保ちます

自然の生き物というのは 通常はそのDNAに組み込まれた生き方をして存続していくのですが、

人類のみが独自の性質を持たされています。自我です。

この自我は自然の流れではないものを試そうとしたり試したくなるようなプログラムなのです。

新たなものを探し出す能力があたえられているのです。

これによって文明が発生し、科学技術が進化し 高度なシステムを生み出してあらゆる可能性にチャレンジできるよう能力を持たされています。

この進化の過程で 自然の流れと共に調和を保てば何の問題もなく自然と共存できるのですが、この自我は全体を見渡すことが苦手なのか 調和というものを無視して独自の構想を展開してしまいます。

これが自然にとって無理な圧力をかけることになってしまったり、自然との軋轢を生じますと 最終的には圧倒的に自然のエネルギーの方が大きく無尽蔵なので負けてしまいます。

これが自然災害です。(時に人災と言われることもありますが)

 

自我は無理なことがやってみたい。

そして 無力さを痛感するのです。

痛い目に遭わないと なかなか懲りないようで

そのために犠牲は払われます。身を持って痛みと共に学ぶようです。

 

ですが、できるだけ犠牲は少ない方がいいのです。

早めに気付くほど犠牲は少なく済みます。

どうか、自然と調和することを前提に人類の繁栄を考えて頂きたいのです。

伐採しすぎた森林は再生させてください。

 

増えすぎは飢餓を生み、あらゆる食物を食べつくしてしまう

食物連鎖の崩壊が起きてしまいます。

人類のために何かを絶滅させるべきではありません。

 

ただ、なんでもコントロールできると思い込まないことです。

流れは無尽蔵のエネルギーを持っています。

侮ってはなりません。

地球のエネルギーと調和を。

思い通りでないものとも 調和してください。

調和こそ 平和であり 幸福 なのです。欲張らない生き方を。

苦労も分かち合えば幸福へと昇華します。

水色の木