不安から離れる

悟り というものが 何が違うのか をちょっと考えました。

悟りに至ると、不安や恐怖から離れます。

恐怖は、過去に体験した感情 あるいは過去にイメージして感じた感情

不安は 未来にそれが来るのではないか という怖れ

その不安や恐怖というものは

過去や未来に感じているもので

今この瞬間にあるものではありません。

過去の恐怖を引きずっている場合

PTSDなどは本当に身体の方が反応してしまうのでなかなか厄介ですが 

そんな過去の記憶は癒すことで消えて行きます。

未来への不安

それはまだ来ていないことなので

実は対処することができません。

未来に対する備えが 無意味だと言っているわけではありません。

その備えが 恐怖に基づくものである必要が無い ということです。

未来に必要な準備はしておいてもいいのですが、

未来に不安や恐怖を持っていて 良い事など何も無いのです。

予測していてもいなくても

避けたいと願っていてもいなくても

起きることは起きるのです。

実際に起きないと対処できませんし、

準備した通り、予想した通りのことが起きるとも限りませんし

どれだけコントロールしようとしても

コントロールできないこともありますし、

それはやはり 起きてから対処するしかないこともあるのです。

起きる時は起きる。誰が悪いわけでもない。

その時にイライラして誰かを責めたり、

イライラに任せて喧嘩してみたり、八つ当たりしてみたり

それは事態を悪化させるだけなのです。

恐怖に支配されてはなりません。

本当に危機から脱出したいなら 冷静になってください。

冷静に 今起きていることを観察するのです。

不安なイメージを膨らませて、幻想や悪意を被せてとらえてはなりません。

あなたが 冷静で そして更に 愛を持っていれば

関係者は癒され、事態は平和へと向かうのです。

本当に平和を体験したいなら あなたの心の内を平和と愛で満たしてください。

あなたの内側が愛であるほど あなたの体験は愛に癒されて美しいものへと変わって行くでしょう。

どんなにこじれた事態も 愛は流れを変えるのです。

一見非力に見える愛を見くびってはいけません。

世界を救うのは 一人一人が内側に育む愛です。

あなた自身の愛です。

それはあなたを癒し、他者も癒します。

愛は 本当に地球を救います。

これからの地球は 愛なしに生存することはできません。

愛でないもの調和できず破綻へと向かってしまうからです。

愛でないものを憎む必要はありません。

憎しみそのものが 愛ではないものだからです。

あなたは いつでも 愛でいてください。

あなたが 内側の愛に気付けば、

それはもう枯れることがありません。

愛は無限の生命エネルギーなのです。

枯れてしまうものは 愛ではありません。

それはきっと犠牲でしょう。

愛は形あるものではありません。目に見えません。

人に自慢できるようなものでも、人と比較できるようなものでもありません。

ただ内側からほんのりあなたを温め、他者も温めます。

そんな体温のような愛を大事に育めばいいだけです。

他者の与えようと与えまいと

それはあなたの内側から外へ出たがっています。

怖れや不安を手放せた時

愛は 蓋されることなく あふれ出て来るでしょう。

あなたは愛でできているからです。

あなたの身体も魂も 愛でできています。

ピンクの光