約束

約束というものは どれだけの拘束力があるんでしょう

人は約束したことを相手が破った時に怒ったりしますが

それは本来絶対のものではないと思うんですよね。

だから私自身は約束ほど不確かなものはない という気がしています。

ただ、社会生活においては そういうわけにもいかないので

法的に義務を作ったり拘束力を作ったりして 人は安心したいんでしょうね。

人間の作った法律 というものは 混乱や摩擦を嫌い秩序と安定を求める人間の思惑で作られるのですが、文章による拘束力というものはとても表面的になりがちです。

本来は その根底に愛がなければ、どれだけ法的に整備しても

本当の安定や調和は生まれない気がします。

最初は思いに沿ったものでも やがて形骸化したり、時代にずれが生じてしまうからです。

約束の拘束力が強ければ強いほど、それが守れなくなった時の破綻の程度も大きくなるような気がします。

約束は完全ではありません。

それを完全にしてはならないと思います。

人間は失敗する生き物だからです。

本当は 人がちゃんと愛や信頼で繋がることができれば

法的な拘束力など必要はないんですけどね。

これからの新しい世界が 愛で繋がることが基本になればいいな と思う今日この頃です。

自分の中にも 愛とエゴがいるので そのどちらを使うか

常に選択していますが

今の気持ちは愛を選択したいと願うばかりです。

エゴは常々 好き勝手に頭の中で発言しますが

それと同時に 自分の中にある愛や慈悲も いつも一緒に世界を見ているのです。

起きることが起きて 出来ていたこともできなくなることがあるでしょう

それも仕方のない流れなのだと思います。

何が起きたとしても

心を安らかにいたしましょう。

人は今できることしかできないのでございます

言い訳する必要もありません。

起きることはすべて必要があって起きているのですから。