カルマ とは 過去のネガティブな体験による 負の感情(怒り、悲しみ、怖れ、罪悪感など)のことを言います
カルマが無い時は この世界の全体の大きな流れに沿っているので抵抗を感じることはありません。自然体でいます。
この世界の大きな流れ のことを ダルマ と言います
私たちはダルマの中で生かされています。
ダルマはこの世界のエネルギーの対流のようなもので 全体のエネルギーバランスによって流れが起こります。
お天気も空気の温度の上昇や冷却によって大きな流れが生じ、雨が降ったり晴れたり、また、大きな歪みが生じた時には竜巻などが起きます。
自然現象は 全体のバランスを取ろうとして起きる流れです。
人間たちの世界にもそういったエネルギーの均衡を保とうとする法則性は常に働いており、
人間が活動することによってエネルギーに波が生じたり 不均衡が起きたりして
感情の波も起きます。
私たちは常に感情の波の中に暮らしています。
波を大きくするのは 感情によるアクションです。
体調がすぐれない、痛みがあって不快、誰かの言動にイライラしたり、思い通りにならない現実に腹を立てる など
自分の中に発生する負の感情を持て余して誰かにぶつけることを 八つ当たり と言います。
これは本来自分自身が感じて受け止めて処理して終わりにするのですが、
八つ当たりをする人はその自分で受け止める ということから逃げたいと思っているのです。
このイライラは あいつが私をイライラさせるからだ
と受け止める責任 感情を発生させた責任を他人に押し付けてしまいます。
怒りを発散したり他人のせいにすると、自分は楽です。
責任を持たなくて済むのですから。
でもこれは人間の機能の中に 自分の負担を軽くする手段として本来備わっている性質でもあるので、何も考えないで行動すると 自然とそのようなアクションを起こしてしまいます。
自分の行動に無自覚 ということです。
しかしながら、それをやってしまうと、内側に起きている摩擦を外にまき散らすことになったり、
自分の怒りの感情に他人を巻き込んで負のウェーブを作ってしまいます。
ちょっとした諍い(いさかい)がしこりになり反目し合い、敵対視し、相手を敵とみなし、
全体を巻き込んだ喧嘩 戦争に発展していきます。
奪い合い、傷付け合い、殺し合い、これらの発生源の人間そのものを消滅させて 負の波は終息します。
こんな解決手段は まっぴらごめん ではありませんか?
私達人間は平和に生きる知恵を持つことができる生き物です。
動物たちのように弱肉強食と増えすぎの飢餓による個体数の維持のみの自然淘汰で存続するのではなく、 増えた今も 人間同士、自然との共存の方法を高い知能で考え出し、上手に調和しながら生きていくことが可能です。
私達内側の本能から来る感情は 自然の波です。
その自然の波は 自分自身で受け止めると 自然との調和の折り合い地点を体得することができます。
この世界は人の思い通りになるほど ちゃっちい作りではありません。
この世界は、自分自身の身体も含めて 神の創造物です。思い通りにするなど傲慢な考えなのです。
自然と調和するためには、一人の人間の力の小ささや無力さを理解しなければなりませんし、
人間の心が多数で団結すると大きな力を持つことも、
支配による圧で負の感情が地下にため込まれることも
この世界の構造を理解することで 本当の世界のバランスとは何か を知ることができます。
行動を起こす前に 自分自身の怒りの感情の世話をしなさい
ティク・ナット・ハン師はそのように言われます。
感情は自分で味わい尽くすと終わる
と、私の最初の先生は言いました。
カルマの感情は解放してしまうと 二度と体に戻って来ることはありません
ボブ・フィックス氏は そう表現されます。
あなたの中に負の感情が湧いてきたら、それがどんな感じがしているのか
まずは独りで感じてみて、しばらく観察してください。
心地よくはありません。 それが摩擦の感覚です。
あなたのカルマが摩擦を感じています。
それは本来のあなたではありません。 ただ、あなたにくっついたカルマのエネルギーです。
感じることで終わっていきます。 ただ過ぎ去るものなのです。
感じることを拒否すると、何か対象物を見つけて恨みを向けたくなります。
違います。ただ、摩擦があるだけです。
負の感情を持て余したら
瞑想をしてください。
それでも持て余す時は
瞑想教師に声をかけてください。
あなたの心の声をじっくりお聞きします。
プライベートなご相談は瞑想セッションで対応しております。
遠方の方は LIN、 Facebookメッセンジャー、 zoom あるいはお電話で
対応できます。
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すでに伝授を受けている方は直接お電話やラインからご連絡いただいても大丈夫です。
嵐は 空気が洗い流します
あなたの心も 感情の嵐が過ぎ去れば 澄み渡った静寂です。