生かされている存在

京都から 帰って参りました。

いろんな芸術家や研究者の方々と語り合うと 

未知のものが 姿を現すような感覚になったりします。

私たちがとらえることができなくても

感じているものは 一体なんなのだろうか?

 

興味は尽きません。

 

この世界は繋がっています。

地球という土台があって その上に無数の生命体 

空間には空気が充満しています。

何もない空間など自然界では存在しません。

そして 私たち人間は 何もない真空の空間では生きる事はできません。

 

空気の分子を間に挟んで 私とあなたは 同じこの世界の空間に存在しています。

 

私とあなた だけではありません。

全ての存在が この世界の空間に一緒に存在しています。

地球上でつながっているのです。

 

自分を取り巻く環境は あなたの世界そのものです。

あなたは あなたの身体を通して この世界を体験している意識です。

実は

あなたの身体と この世界には 境目がありません。

皮膚の内側と外側で あなたと あなたでないもの と境目があるように思っているかもしれませんが、

先ほどまであなたの内部にあった 水分は 今まさに 毛穴から あなたの外に出て行っているところです。

内部の水分はあなたでしょうか?

外に出た水分はあなたじゃないでしょうか?

でも 外に出た水分はまた循環してあなたの内部に戻ってくるかもしれませんし、

どこからどこまでがあなたの身体なのか 明確に分けることは実はできません。

今 あなたの身体になっているもの

次の瞬間に身体になっているもの の 構成は 同じではありません

 

あなたの意識の目の前で 世界が あなたを 形作っています。

あなたの意思とは関係なく 私の意思とは関係なく 

あなたも私も この世界に維持されています。

 

生まれてきて 生きて 死ぬ

 

これは私たちが 意図してしているものではなく

自然の摂理です。 悠久の時の中で紡がれる 命のシンフォニーです。

現在の世界の人口が何人なのか調べようとしたら 73億とか74億とか75億とか

色々なデータが出て参りまして

正確な人数はわかりませんでした

当然ですね ずっと 何秒ごとかに変わっているのですから 人数の正解は出せないのです。

私やあなたや 全てを含む この世界は一時として 同じ状態では存在しないのです。

あなたも流動しています。

あなたは世界の現われなのです。 

あなた という現象

 

私 という 現象