瞑想が中断された時

伝授を受けた瞑想者の方からご質問を受けました。


『瞑想中に声をかけられてしまったり、宅急便が来たり、電話がなったりして 瞑想モードが中断されてしまった場合、

また工事などの騒音で瞑想状態から引き戻されてしまった時など

中断したまま瞑想を終えるのは良くないと最初の注意書きにありましたが、

何分くらい瞑想にもどして終わるのがいいですか?』

 
10分くらいが適当と言われています。
残りがそれ以上なら残り分

残り少なかったら、(時間が許せば)10分してください。
騒音で覚めたくらいなら入れない感じのままでも残りの分数でいいです。
このELM瞑想では 深い感覚、浅い感覚 どちらにも瞑想効果が発揮されます。
 
電話は事前に鳴らないようにセットしておくのが良いですが、
鳴ってしまって出た方がいい時は、
対応し終えて再度瞑想して終わります
 
工事の騒音などは邪魔されたと思うよりも観察している世界の一部のように見ています。
世界が活動している様子、生き物が生きている証しですね。
チェンマイで瞑想している時は、すごく大きな声で鳴く鳥や、近隣のトラクターの音、
また町内放送で町長さんが歌う などのハプニングが起きていましたが、
その音を聞いていると まるで情景が見えるような感じで
微笑ましい感じを受けていました。
 
日本では、建築工事の騒音 というのは嫌われがちですよね。
確かに大きな音は嫌だと思えば思うほど ストレスを感じます。
私も最初は工事の金属音がとても苦手だったのですが、
ある時、工事現場で働く人とお友達になって そのお友達がその音の中で働いているのか と思うと、工事音が嫌なものとは感じなくなっていました。
大変だな とか 頑張って働いている人がいる と 思うのです。
みんな一生懸命は生きているエネルギーを感じます。
自分の抵抗をゆるめて 意識で世界を抱擁するモードになると
あらゆることがストレスではなくなっていく ということがわかりました。
 
瞑想している時は だれも私を攻撃しているわけではありません。
外側の刺激を嫌うと、内側でストレスが起きます。
 
好きなものと嫌なものを分けたのは誰か?  そんなことがわかってきます。
 
ELM瞑想は深く入るだけが瞑想できている状態  というわけではないので、意識が表面に上がってきても目をつむっているうちは瞑想出来ていると思っていてください。
 
そう、それに、物事をゆるく考えていた方が深い感覚の瞑想にも戻りやすいのです。
 
面白いことに、電車の中とか飛行機の中とか かなり騒音の大きな場所も
とても深い瞑想を体験しやすかったりします。
 
騒音の基準て何でしょうね。受け入れているかいないか
それだけでも感じ方が随分違います。
 
ただ受け止めることができれば ストレスは消えるものが多いです。
スポンジや綿みたいな ふわふわなクッションの効いた心 
それは、本人はもとより、周りの人も心地よく感じるでしょう。