2022年01月30日

魂の故郷

マインドフルネス瞑想の師 ティクナット・ハン禅師が今月22日にみまかられたそうです。

世界中の多くの人々に 仏陀の心を伝え仏陀の生き方・教えを指導した僧侶。

聖人 と呼ぶにふさわしい方でした。

師を深く敬愛していたお弟子さんや仏教徒たちは 悲しむ と言うよりは

師の旅立ちを受け止め、更に 師の教えと、その存在の大きさと感謝を実感されていたようです。

 

仏教では 全てのものに執着をすることを手放していきます。

 

移ろいゆくこの世界、物事、肉体は永遠ではなく 常に変化し続けるものです。

その変化するこの世界の一片が 私達一人一人です。

全てがあって変化し続ける世界では 存在も起きることも偶然でありながら不可欠

一つ一つが全体を作り上げている 連携した仲間のようなものである 

そして私達人間は頭の中のイメージに振り回されることなく

静かに慈愛の心で世界を観察する 仏陀の目になる ということを 小さな子供にもわかるように

教えておられたティクナット・ハン禅師

肉体を離れられて 全ての場所 全ての弟子や多くの人々の心に生き続けることでしょう。

大きな愛と慈悲を惜しみなく伝えてくださったことに 心より感謝と尊敬申し上げます。

 

ティクナット・ハン師の Q&AをYoutube動画で見た時は心を打たれました。

まだ見たことが無い方はぜひ一度ご覧になってください。癒されます。

ティク・ナット・ハン Q&A #1 (2009 New York) – YouTube

★ティク・ナット・ハン Q&A #2 (2009 New York) – YouTube

 

瞑想の流派は違っても 心は同じものを見ていると思います。

世界と愛と慈しみの心。

平和は自分自身の内側から始まります。

普賢菩薩