私たちを苦しめていたのは、カルマの幻影なんです。
人生 という幻影
理想と現実のギャップ
自分が充分でない という判断
これらは 頭の中で起きている夢と同じです。
悟りは、その悪夢から覚めること。
実際に起きていること というのは、
私たちが頭で考えるよりもっとシンプルです。
いやいや、現実は小説よりも奇なり なんて言うでしょ と言いたくなるでしょうが、
理解や説明が難しいだけで、起きていることはシンプルなんです。
出来事を材料にしてストーリーや意味を持たせているのは 人間の頭の中のドラマです。
人間はドラマが大好きですからね。
人は理解するのに観念を使いますが、その観念では表現できないことを「難しい」って言います。
でも本当は ただエネルギーが流れたりぶつかったりしているだけ。
ストーリーを柱に世界を見ている観念の中では、この説明はなかなか通じません。
マインドは 無秩序を心配してルールを重んじますが
マインドは 自然のルールを熟知しているわけではないんです。
多くのマインドは 人間の都合しか見ていません。
自然のルールと衝突するわけですよね。
自然のルールを知るようになると
この世は奇跡に満ちています。
本当に法則通りだということもわかります。
自然のルール つまりダルマを知ることが仏陀の叡智です。
仏教の儀式だけが重要なのではありません。
それはむしろ付属のもので、仏法に対する敬意のようなもの。
それは畏怖ではありません。
仏法は 本来自然のルールを説いているだけです。
自然は人間を支配しようとしません。
人間を支配したいのは 人間のエゴだけです。
エゴは未発達の原始的な意識だと 私は思います。
目先の欲や感情に任せて起きる衝動。
それが複雑で込み入った行動になればなるほど、
ほどけるのに時間がかかります。
なので、意識もシンプルなほどスムーズ。
頑張らなくていいです。脱力しましょう。
喜怒哀楽 素直に出してくださいね
あるがままでいんです。
言いたいことを言ってみないと
自分の気持ちに気付かないこともあります。
自分の内なる声を聞いて 自分と和解していきます。